【UiPath】WEBのチェックボックスの状態を取得して、Excelに転記してみる~基本編~

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この記事では、WEBのチェックボックスの状態を取得して、Excelに転記する方法(基本編)をご紹介します。

Web、Excelの画面イメージ

明細表示(チェックボックス)がチェックされている場合、Excelの「A2」セルに「表示する」を転記する。

 

明細表示(チェックボックス)がチェックされていない場合、Excelの「A2」セルに「表示しない」を転記する。

 

動作イメージ

  1. UiPath実行
  2. チェックボックスの状態を取得
  3. チェックされている場合、Excelの「A2」セルに「表示する」と転記
  4. チェックされていない場合、Excelの「A2」セルに「表示しない」と転記

 

作成手順

プロジェクトの作成

UiPath Studioを起動します。

 

「プロセス」を選択します。

 

①プロジェクトの「名前」を入力⇒②プロジェクトを作成する「場所」を指定⇒③「作成」ボタンをクリックします。

 

フローチャートの作成

メニューバーの①「デザイン」タブをクリック⇒②「新規」をクリック⇒③「フローチャート」を選択します。

 

①フローチャートの「名前」を入力⇒②「作成」ボタンをクリックします。

 

「テキストを取得」アクティビティの設置

①「アクティビティ」タブをクリック⇒②「UI Automation」>「要素」>「コントロール」>「テキストを取得」を選択します。

 

マウスの左クリックを押したまま、フローチャート上に移動し、ドロップします。すると、「テキストを取得」アクティビティが設置されます。(ダブルクリックでも可能です。)

 

「指定のUI要素からテキスト値」を取得

「テキストを取得」の「ダブルクリックして表示」の部分をダブルクリックし、一つ下の階層に移動します。

 

「画面上で指定」をクリックします。

 

「明細表示」の「チェックボックス」にポインターを合わせ、クリックします。

 

「チェックボックスの状態を格納する変数」の作成

フローチャート下の「変数」タブをクリックします。

 

以下項目を設定します。

 

 

項目名 設定内容
名前 DetailDisplay
変数の型 String(文字列型)
スコープ サンプル

スコープについて

スコープを「サンプル」に設定すると、変数「DetailDisplay」は、フローチャート「サンプル」内であればどこでも使用可能となります。

「プロパティ」の各種設定

「プロパティ」画面にて、以下項目を設定します。

 

 

項目名 設定内容
DetailDisplay
解説 取得したテキスト値を変数「DetailDisplay」に格納します。

一番上の階層に戻る

「サンプル」の部分をクリックし、一番上の階層に戻ります。

 

「Excel アプリケーションスコープ」アクティビティの設置

①「アクティビティ」タブをクリック⇒②「アプリの連携」>「Excel」>「処理」>「Excelアプリケーションスコープ」を選択します。

 

マウスの左クリックを押したまま、フローチャート上に移動し、ドロップします。すると、「Excelアプリケーションスコープ」アクティビティが設置されます。(ダブルクリックでも可能です。)

 

「対象のExcelファイル」を指定

「Excelアプリケーションスコープ」の「Double-click to view」の部分をダブルクリックし、一つ下の階層に移動します。

 

「…」ボタンをクリックし、書き込みをする対象のExcelファイルを指定します。

 

「条件分岐」アクティビティの設置

①「アクティビティ」タブをクリック⇒②「ワークフロー」>「制御」>「条件分岐」を選択します。

 

マウスの左クリックを押したまま、「実行」シーケンス上に移動し、ドロップします。すると、「実行」シーケンス内に、「条件分岐」アクティビティが設置されます。

 

「条件分岐」の式の設定

入力ボックスに「DetailDisplay ="checked"」と入力します。

 

 

解説 上記で値を格納した変数「DetailDisplay」を使用して、「明細表示」にチェックされているかどうかの判定を行います。
チェックボックスにチェックされている場合は「checked」、チェックされていない場合は「unchecked」という文字列が返されます。
「条件分岐」アクティビティの「Then」とは、「~のとき」「~の場合」(真偽値 = True)を意味します。つまり、「明細表示」にチェックされている場合、処理1を行う」となります。
「条件分岐」アクティビティの「Else」とは、「~ではない」「~以外」(真偽値 = False)を意味します。つまり、「明細表示」にチェックされていない場合、処理2を行う」となります。

「セルに書き込み」アクティビティの設置(「チェックされている場合」用)

①「アクティビティ」タブをクリック⇒②「アプリの連携」>「Excel」>「セルに書き込み」を選択します。

 

マウスの左クリックを押したまま、「条件分岐」アクティビティの「Then」の下に移動し、ドロップします。すると、「条件分岐」アクティビティの「Then」の下に、「条件分岐」のアクティビティが設置されます。

 

「書き込みするセル」の設定

範囲に「"A2"」と設定します。

 

「書き込みする値」の設定

書き込みの値に「"表示する"」と設定します。

 

「セルに書き込み」アクティビティの設置(「チェックされていない場合」用)

①「アクティビティ」タブをクリック⇒②「アプリの連携」>「Excel」>「セルに書き込み」を選択します。

 

マウスの左クリックを押したまま、「条件分岐」アクティビティの「Else」の下に移動し、ドロップします。すると、「条件分岐」アクティビティの「Else」の下に、「条件分岐」のアクティビティが設置されます。

 

「書き込みするセル」の設定

範囲に「"A2"」と設定します。

 

「書き込みする値」の設定

書き込みの値に「"表示しない"」と設定します。

 

フローチャートの関連付けを行う

「サンプル」の部分をクリックし、一番上の階層に戻ります。

 

「Start」と「テキストを取得」アクティビティの関連付け

「テキストを取得」アクティビティを選択し、マウスの左クリックを押したまま「Start」の位置に近づけると、水色の「三角」マークが表示されます。

 

 

この状態で左クリックから手を離すことによって、「Start」と「テキストを取得」アクティビティの関連付けが行われます。

 

各アクティビティの関連付け

同じ要領で、各アクティビティの関連付けを行います。

 

動作確認

メニューバーの①「デザイン」タブをクリック⇒②「実行」をクリックし、意図した動きになっているか確認を行います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!