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この記事では、VBAコードの基本についてご紹介します。
目次
VBAコードの書き方
書き方の基本
何に対して何をするかをコードで記述します。
VBAコードの処理の構成
処理の構成は、大きく分けると「順次処理」「条件分岐処理」「繰り返し処理」の3種類となります。
順次処理
コードの記述した処理が上から順番に実行されます。そのため、コードは処理を行いたい順番に上から記述します。これを「順次処理」といいます。
条件分岐処理
条件判断のコードを加えることにより、処理を途中で分岐することができます。これを「条件分岐処理」といいます。
繰り返し処理
同じ処理を繰り返すことができます。これを「繰り返し処理」といいます。
VBAコードの構造
コードの作成場所や構成など、コードの記述に必要な基本項目をご紹介します。
最も基本的な用語は、「モジュール」「ステートメント」「プロシージャ」「オブジェクト」「プロパティ」「メソッド」です。
モジュールとは
VBAコードを記述するには、VBE(Visual Basic Editor)と呼ばれるエディターを使います。
VBEの中に、プロジェクトエクスプローラーというものがあります。
プロジェクトエクスプローラーの中に表示されているものが、「モジュール」と呼ばれているプログラムを管理する場所となります。
モジュールの中身は、以下の図のような画面になります。この部分にVBAコードを入力していきます。
ステートメントとは
さまざまな動作をさせるには、処理を実行させる命令文を1行ずつ記述していきます。
この一つひとつの命令文を「ステートメント」といいます。
プロシージャとは
プロシージャとは、ステートメントを一つに取りまとめた処理単位のことです。
主なプロシージャの種類は「Subプロシージャ」「Functionプロシージャ」「イベントプロシージャ」の3種類です。
プロシージャの種類 | 表示例 |
Subプロシージャ | 「Sub」で始まるプロシージャ。 |
Functionプロシージャ | 「Function」で始まるプロシージャ。処理結果を返すプロシージャ。 |
イベントプロシージャ | 「フォームを起動する」や「フォーム上のボタンがクリックしたとき」のように、ある状態になったときをきっかけに自動実行されるプロシージャ。 |
オブジェクトとは
オブジェクトとは、操作の対象となるものです。
オブジェクトの記述例(ピンク部分がオブジェクト)
記述例:Application.Quit
意味 :Accessを閉じる
記述例:DoCmd.OpenTable "sample", acViewNormal
意味 :sampleテーブルを開く
プロパティとは
プロパティとは、オブジェクトの属性、状態をあらわすことばです。
プロパティの記述例(ピンク部分がプロパティ)
記述例:SampleForm.Height
意味 :フォームの高さ
記述例:SampleForm.BackColor
意味 :フォームの色
メソッドとは
メソッドとは、オブジェクトの動作をあらわすことばです。
メソッドの記述例(ピンク部分がメソッド)
記述例:cmbSample.AddItem "サンプル"
意味 :コンボボックスに「サンプル」項目を追加する
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!