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この記事では、配列の宣言の仕方と配列の要素数を取得する方法をご紹介します。
配列の宣言の仕方
配列を宣言する構文
Dim 変数名(要素数-1) As データ型
| 説明 | 
| 配列を宣言するには、通常の変数同様、Dimステートメントを使用します。(Private、Publicステートメントも使用できます。) | 
| 配列変数は、配列に格納するデータ(「要素」)の数を決めて宣言し、この「要素」はインデックス番号で管理されます。 | 
| インデックス番号は、原則「0」から始まります。 | 
| 要素数を「3」にしたい場合は、「0」~「2」までのインデックス番号が使われます。 | 
| したがって、配列変数を宣言する際は、用意したい要素数から「-1」した数を指定します。Dim 変数名(2) As データ型 | 
| また、(4 To 10)のように、範囲を指定して宣言することもできます。 | 
配列の要素数を取得する方法
要素数を取得する関数の構文
UBound (arrayname , [ dimension ])
| 説明 | 
| UBound関数は、配列の指定された次元で使用できる最大の要素数を取得します。 | 
| 指定項目 | 必須 | 説明 | 
| arrayname | 〇 | 配列変数の名前を指定。 | 
| dimension | 
ー | 
多次元配列の場合、どの次元の最大値を取得するかを指定。 | 
| 3次元配列「Dim A(1 To 100, 0 To 3, -3 To 4)」の場合、dimension「1」を指定すると「100」を取得、dimension「2」を指定すると「3」を取得、dimension「3」を指定すると「4」を取得します。 | ||
| 省略した場合は、dimension「1」を指定したものと見なされます。 | 
LBound (arrayname , [ dimension ])
| 説明 | 
| LBound関数は、配列の指定された次元で使用できる最小の要素数を取得します。 | 
| 指定項目 | 必須 | 説明 | 
| arrayname | 〇 | 配列変数の名前を指定。 | 
| dimension | 
ー | 
多次元配列の場合、どの次元の最小値を取得するかを指定。 | 
| 3次元配列「Dim A(1 To 100, 0 To 3, -3 To 4)」の場合、dimension「1」を指定すると「1」を取得、dimension「2」を指定すると「0」を取得、dimension「3」を指定すると「-3」を取得します。 | ||
| 省略した場合は、dimension「1」を指定したものと見なされます。 | 
サンプルプログラムで使用するステートメント
For Nextステートメント
For counter = start To end [ Step step ]
  処理を記述
       [ Exit For ]
Next [ counter ]
| 説明 | 
| counterの値がendになるまで処理を繰り返します。 | 
| 指定項目 | 必須 | 説明 | 
| counter | 〇 | 繰り返し回数を格納する変数。カウンタ変数と呼びます。 | 
| start | 〇 | 初期値を指定。 | 
| end | 〇 | 終了値を指定。 | 
|  Step step | 
ー | 
stepには、1回ループする際に加算する量を指定。 | 
| 「Step 2」とした場合、カウンタ変数は「0、2、4、6・・・」と2ずつ加算されます。 | ||
| 省略した場合、カウンタ変数は「1」ずつ加算されます。 | ||
| stepには、マイナスの値も指定できます。 | ||
| Exit For | ー | ループの途中で処理を終了したい場合に使用します。 | 
| Next | 〇 | 次の処理に移動します。 | 
サンプルプログラム
| 
					 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13  | 
						Private Sub Sample()     Dim arry(1) As String     Dim i As Integer     arry(0) = "りんご"     arry(1) = "みかん"     For i = 0 To UBound(arry)         MsgBox "配列" & i & "番目 = " & arry(i)     Next End Sub  | 
					
| 1 | Subプロシージャ「Sample」を作成。 | 
| 3 | 配列変数「arry(1)」(文字列型)を宣言。要素数は「2」。 | 
| 4 | カウンタ変数「i」(整数型)を宣言。 | 
| 6 | 配列変数「arry」のインデックス番号「0」番目に文字列「りんご」を代入。 | 
| 7 | 配列変数「arry」のインデックス番号「1」番目に文字列「みかん」を代入。 | 
| 9 | 配列の要素数だけ以下の処理を繰り返す。 | 
| 10 | 配列に設定された内容をメッセージボックスに表示する。 | 
実行結果

| 説明 | 
| 配列変数に設定した値(りんご、みかん)がメッセージボックスに表示されます。 | 
| 配列変数を使用するメリットは、一つの変数「arry」で複数の値を設定できることです。 | 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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