【ACCESS VBA】変数の宣言の仕方、データ型の種類、スコープ(適用範囲)について

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この記事では、変数の宣言の仕方、データ型の種類、スコープ(適用範囲)について、ご紹介します。

変数の宣言の仕方

Dim 変数名 As データ型

説明
変数を宣言するには、基本的にDimステートメントを使用します。
変数名に続けて、Asキーワードとデータ型を指定します。

変数名の命名規則

  • 文字と数字、_(アンダースコア)が利用可能
  • 先頭の文字に数字、_(アンダースコア)は利用不可
  • 次の記号は不可(@、$、&、.(ドット)、!)
  • スペースは不可
  • 半角255文字(全角128文字)以内
  • VBAの関数名、メソッド名、ステートメント名などと同じ名前は不可
  • 同じスコープ(適用範囲)で重複する名前は不可

主なデータ型の種類

データ型
説明
Byte バイト型 0~255の整数値。バイナリデータを格納する。
Boolean ブール型 TrueまたはFalseを返す。
Integer 整数型 -32,768~32,767の整数値を格納する。
Long 長整数型 -2,147,483,648~2,147,483,647の整数値を格納する。
Single 単精度浮動小数点数型 小数点を含む数値を格納する。
Double 倍精度浮動小数点数型 Singleよりも桁の大きな小数点を含む数値を格納する。
Currency 通貨型 15桁の整数と4桁の少数を含む数値を格納する。
Date 日付型 日付や時刻を格納する。
String
文字列型
文字列。
可変長と固定長の2種類がある。
文字列を変数に格納するには「"」(ダブルクォーテーション)で囲む。
Object オブジェクト型 オブジェクトへの参照を格納する。
Variant
バリアント型
すべてのデータを格納できる。
Variant型はオールマイティーなデータ型ですが、可読性を良くするためには、なるべく使用しないことをおすすめします。

変数のスコープ(適用範囲)の種類

変数にはスコープ(適用範囲)があります。

 

スコープとは、宣言されている変数を参照できる(使用できる)範囲のことです。

変数のスコープ(適用範囲)の種類
キーワード 宣言場所 スコープ
Dim プロシージャ内 変数を宣言したプロシージャ内
Dim、Private 宣言セクション 宣言したモジュールのすべてのプロシージャ
Public 宣言セクション すべてのプロシージャ

Dimキーワード(プロシージャ内)

Dim、Privateキーワード(宣言セクション)

Publicキーワード(宣言セクション)

サンプルプログラム(Module1)

サンプルプログラム(Module2)

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