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この記事では、フォームを開く方法をご紹介します。
目次
フォームを開く
使用するメソッド
DoCmd.OpenFormメソッド
DoCmd.OpenForm (FormName [, View] [, FilterName] [, WhereCondition] [, DataMode] [, WindowMode] [, OpenArgs])
| 説明 |
| フォームを開くには、DoCmdオブジェクトのOpenFormメソッドを使用します。 |
| 指定項目 | 必須 | 説明 |
| FormName |
〇 |
開くフォーム名を指定します。 |
| View | ー | ビューの種類を表す定数または値を指定します。 |
| 指定する定数または値は、以下の表になります。 |
||
| FilterName | ー | クエリ名を指定します。 |
| WhereCondition | ー | データの抽出条件式を指定します。 |
| DataMode | ー | データ入力モードを表す定数または値を指定します。 |
| 指定する定数または値は、以下の表になります。 | ||
| WindowMode | ー | フォームを開くときのウィンドウモードを表す定数または値を指定します。 |
| 指定する定数または値は、以下の表になります。 | ||
| OpenArgs | ー | フォームのパラメータを文字列で指定します。 |
引数「View」に指定する定数と値
| 定数 | 値 | 内容 |
| acNormal | 0 | フォームビュー（既定値） |
| acDesign |
1 | デザインビュー |
| acPreview | 2 | 印刷プレビュー |
| acFormDS | 3 | データシートビュー |
| acFormPivotTable | 4 | ピボットテーブルビュー |
| acFormPivotChart | 5 | ピボットグラフビュー |
| acLayout | 6 | レイアウトビュー |
引数「DataMode」に指定する定数と値
| 定数 | 値 | 内容 |
| acFormPropertySettings | -1 | プロパティで設定されている内容を反映（既定値） |
| 例：テキストボックスの「編集ロック」プロパティで「はい」が設定されていれば、入力不可。「いいえ」が設定されていれば、入力可。 | ||
| acFormAdd |
0 | 追加モード |
| 既存のレコードは編集不可 |
||
| acFormEdit |
1 |
編集モード |
| 既存のレコード編集可能、新しいレコード追加可能 | ||
| acFormReadOnly |
2 |
参照モード |
| レコードの参照のみ可能 |
引数「WindowMode」に指定する定数と値
| 定数 | 値 | 内容 |
| acWindowNormal | 0 | プロパティで設定されているモードで開く（既定値） |
| acHidden | 1 | 非表示にする |
| acIcon | 2 | 最小化する |
| acDialog | 3 | ポップアップ表示にする |
サンプルプログラム
必須項目のみ指定
|
1 2 3 4 5 6 7 |
Private Sub Sample() DoCmd.OpenForm "frm売上一覧" MsgBox "frm売上一覧を開きました。" End Sub |
| 1 | Subプロシージャ「Sample」を作成。 |
| 3 |
「frm売上一覧」フォームを「フォームビュー」モードで開きます。 |
| 5 | メッセージ「frm売上一覧を開きました。」を表示します。 |
省略可能な引数:Viewを指定
|
1 2 3 4 5 6 7 |
Private Sub Sample() DoCmd.OpenForm "frm売上一覧", acPreview MsgBox "frm売上一覧を開きました。" End Sub |
| 1 | Subプロシージャ「Sample」を作成。 |
| 3 |
「frm売上一覧」フォームを「印刷プレビュー」モードで開きます。 |
| 5 | メッセージ「frm売上一覧を開きました。」を表示します。 |
省略可能な引数:FilterNameを指定
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Private Sub Sample() DoCmd.OpenForm "frm売上一覧", , "Q売上一覧抽出" MsgBox "frm売上一覧を開きました。" End Sub |
| 1 | Subプロシージャ「Sample」を作成。 |
| 3 |
「Q売上一覧抽出」クエリで抽出したデータで「frm売上一覧」フォームを開きます。 |
| 5 | メッセージ「frm売上一覧を開きました。」を表示します。 |
省略可能な引数:WhereConditionを指定
|
1 2 3 4 5 6 7 |
Private Sub Sample() DoCmd.OpenForm "frm売上一覧", , , "伝票№=101" MsgBox "frm売上一覧を開きました。" End Sub |
| 1 | Subプロシージャ「Sample」を作成。 |
| 3 |
「売上一覧」テーブルから「伝票№=101」のデータを抽出し、「frm売上一覧」フォームを開きます。 |
| 5 | メッセージ「frm売上一覧を開きました。」を表示します。 |
省略可能な引数:DataModeを指定
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Private Sub Sample() DoCmd.OpenForm "frm売上一覧", , , , acFormReadOnly MsgBox "frm売上一覧を開きました。" End Sub |
| 1 | Subプロシージャ「Sample」を作成。 |
| 3 |
「frm売上一覧」フォームを「参照」モードで開きます。 |
| 5 | メッセージ「frm売上一覧を開きました。」を表示します。 |
省略可能な引数:WindowModeを指定
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Private Sub Sample() DoCmd.OpenForm "frm売上一覧", , , , , acDialog MsgBox "frm売上一覧を開きました。" End Sub |
| 1 | Subプロシージャ「Sample」を作成。 |
| 3 |
「frm売上一覧」フォームを「ポップアップ」モードで開きます。 |
| 5 | メッセージ「frm売上一覧を開きました。」を表示します。 |
省略可能な引数:OpenArgsを指定
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Private Sub Sample() DoCmd.OpenForm "frm売上一覧", , , , , , "サンプル" MsgBox "frm売上一覧を開きました。" End Sub |
| 1 | Subプロシージャ「Sample」を作成。 |
| 3 |
パラメータ「サンプル」をOpenArgsプロパティに設定し、「frm売上一覧」フォームを開きます。 |
| 5 | メッセージ「frm売上一覧を開きました。」を表示します。 |
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Private Sub Form_Open(Cancel As Integer) Me.Caption = OpenArgs End Sub |
| 1 | フォームのOpenイベント発生時に以下処理を行います。 |
| 3 |
OpenArgsプロパティの値を「frm売上一覧」フォームのタイトルバーに設定します。 |
実行結果
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
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