【ACCESS】価格帯ごとに売上数を集計する方法

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この記事では、価格帯ごとに売上数を集計する方法をご紹介します。

価格帯ごとに売上数を集計する

「2019年9月売上一覧」テーブルの「地区名」「数量」「金額」フィールドから、価格帯が10,000円ごとの売上数を求める。

 

使用するサンプルデータ

2019年9月売上一覧
伝票№ 日付 地区名 担当者 商品名 単価 数量 金額
101 2019/09/01 関東 金田良子 事例で学ぶ情報セキュリティ 2000 60 120000
102 2019/09/02 北海道 山崎健一 自信がつくビジネスマナー 1700 55 93500
103 2019/09/03 東海 高梨美智子 プレゼンテーションテクニック 1800 30 54000
104 2019/09/09 関西 高梨美智子 デジタルカメラ活用 2000 60 120000
105 2019/09/05 関東 山崎健一 事例で学ぶ個人情報保護 1000 30 30000
106 2019/09/06 九州 近藤次郎 はじめてでもわかるJava入門 2400 75 180000
107 2019/09/07 関東 金田良子 Macromedia Flash 8 2800 80 224000
108 2019/09/08 関西 高梨美智子 LANの導入・構築・管理 2500 10 25000
109 2019/09/09 東北 金田良子 事例で学ぶ情報セキュリティ 2000 15 30000
110 2019/09/10 東北 山田修 自信がつくビジネスマナー 1700 15 25500
111 2019/09/11 東海 高梨美智子 プレゼンテーションテクニック 1800 15 27000
112 2019/09/12 東海 牧野聡子 デジタルカメラ活用 2000 60 120000
113 2019/09/13 関東 金田良子 事例で学ぶ個人情報保護 1000 35 35000
114 2019/09/19 関東 牧野聡子 事例で学ぶ情報セキュリティ 2000 60 120000
115 2019/09/15 東海 高梨美智子 自信がつくビジネスマナー 1700 30 51000
116 2019/09/16 北海道 牧野聡子 プレゼンテーションテクニック 1800 10 18000
117 2019/09/17 関東 金田良子 デジタルカメラ活用 2000 10 20000
118 2019/09/18 東海 山田修 事例で学ぶ個人情報保護 1000 50 50000
119 2019/09/19 東海 近藤次郎 事例で学ぶ情報セキュリティ 2000 60 120000
120 2019/09/20 東海 山田修 自信がつくビジネスマナー 1700 20 34000
121 2019/09/21 東海 高梨美智子 プレゼンテーションテクニック 1800 30 54000
122 2019/09/22 関西 高梨美智子 デジタルカメラ活用 2000 60 120000
123 2019/09/23 関西 山田修 事例で学ぶ情報セキュリティ 2000 20 40000
124 2019/09/29 九州 近藤次郎 自信がつくビジネスマナー 1700 60 102000
125 2019/09/25 関西 牧野聡子 プレゼンテーションテクニック 1800 10 18000
126 2019/09/26 関西 近藤次郎 デジタルカメラ活用 2000 15 30000
127 2019/09/27 北海道 金田良子 事例で学ぶ個人情報保護 1000 15 15000
128 2019/09/28 関東 山崎健一 はじめてでもわかるJava入門 2400 45 108000
129 2019/09/29 東海 高梨美智子 Macromedia Flash 8 2800 50 140000
130 2019/09/30 関西 山崎健一 LANの導入・構築・管理 2500 10 25000

使用する関数

Partition関数

書式 Partition(number, start, stop, interval)
説明 数値を一定の範囲で区切った中で、どの範囲に含まれるかを調べる関数。
指定項目 必須 説明
number 範囲として使用したい数値フィールドを指定。この記事では価格帯として「金額」フィールドを指定。
start 数値範囲の最小値を指定。
stop 数値範囲の最大値を指定。
interval 数値範囲の間隔値を指定。

集計手順

選択クエリの作成

テーブルの追加

①「作成」タブをクリック⇒②<クエリ>グループの「クエリデザイン」をクリックします。

 

①「テーブル」タブをクリック⇒②「2019年9月売上一覧」を選択⇒③「追加」ボタンをクリック⇒④「閉じる」ボタンをクリックします。

 

使用するフィールドの追加

「Ctrl」キーを押しながら、左クリックで「地区名」「数量」「金額」フィールドを選択します。

 

左クリックした状態で、「デザイングリッド」上にポインターを移動し、ドロップします。

 

 

すると、「デザイングリッド」上に、選択したフィールドが表示されます。

 

価格帯の設定

データグリッドの「金額」フィールドの部分を、「Partition(金額,0,1000000,10000)」と入力し、「Enter」キーを押します。

 

 

すると、「式1: Partition([金額],0,1000000,10000)」と自動変換されます。

 

フィールド名の変更

フィールド名を「式1」から「価格帯」に変更します。

 

グループ化

データグリッド上で右クリック⇒ショートカットメニューから「集計」を選択します。

 

すると、データグリッドに「集計」行が追加されます。

 

 

解説 「グループ化」とは、同じデータを1つにまとめることです。

例えば、地区名をグループ化した結果は、以下のようになります。

 

売上数を合計する設定を行う

データグリッドの①「グループ化」の部分をクリック⇒②「」ボタンをクリックします。

 

リストから「合計」を選択します。

 

行列の入れ替えを行う

「地区名」フィールドを行から列に入れ替えます。

 

クロス集計の設定

①「デザイン」タブをクリック⇒②<クエリの種類>グループの「クロス集計」をクリックします。

 

すると、データグリッドに「行列の入れ替え」行が追加されます。

 

「地区名」の設定

データグリッドの①「空白」の部分をクリック⇒②「」ボタンをクリックします。

 

リストから「列見出し」を選択します。

 

「数量」の設定

データグリッドの①「空白」の部分をクリック⇒②「」ボタンをクリックします。

 

リストから「値」を選択します。

 

「価格帯」の設定

データグリッドの①「空白」の部分をクリック⇒②「」ボタンをクリックします。

 

リストから「行見出し」を選択します。

 

クエリの実行

①「デザイン」タブをクリック⇒②<結果>グループの「実行」をクリックします。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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