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この記事では、住所から都道府県のみを抽出する方法をご紹介します。
目次
住所から都道府県のみを抽出する
「住所一覧」テーブルの「住所」フィールドから、「都道府県」のみを抽出する。
使用するサンプルデータ
郵便番号 | 住所 |
---|---|
005-0849 | 北海道札幌市南区石山2-12-7 |
108-0073 | 東京都港区三田3-15 |
258-0022 | 神奈川県足柄上郡開成町牛島1-15-18牛島の杜415 |
447-0004 | 愛知県碧南市用久町3-2-14用久町庵311 |
601-8436 | 京都府京都市南区西九条西柳ノ内町4-14-7ザ西九条西柳ノ内町106 |
630-8277 | 奈良県奈良市南半田東町4-5 |
763-0065 | 香川県丸亀市塩屋町2-20-2塩屋町庵416 |
839-0851 | 福岡県久留米市御井町1-10御井町グリーン415 |
854-0055 | 長崎県諫早市栗面町3-19 |
923-0033 | 石川県小松市野田町3-6 |
930-0094 | 富山県富山市安住町1-9-13安住町ヒル317 |
942-1215 | 新潟県上越市大島区牛ケ鼻4-12ステーション大島区牛ケ鼻112 |
使用する関数
IIf関数
書式 | IIf(expr , truepart , falsepart) |
説明 | 式の評価によって、2つの値(True、False)のいずれか1つを返す。 |
指定項目 | 必須 | 説明 |
expr | 〇 | 評価する式を指定。 |
truepart | 〇 | 評価する式(expr)がTrueの場合に、設定する値または式を指定。 |
falsepart | 〇 | 評価する式(expr)がFalseの場合に、設定する値または式を指定。 |
Mid関数
書式 | Mid(string, start [, length ]) |
説明 | 文字列から指定した文字数分の文字列を取り出す。 |
指定項目 | 必須 | 説明 |
string | 〇 | もとになる文字列を指定。 |
start | 〇 | 開始する文字位置を指定。 |
length | - | 取り出す文字数を指定。省略した場合、start位置から文字列の末尾までのすべての文字を取り出します。 |
Left関数
書式 | Left(string, length) |
説明 | 文字列の左端から指定した文字数分の文字列を取り出す。 |
指定項目 | 必須 | 説明 |
string | 〇 | もとになる文字列を指定。 |
length | 〇 | 取り出す文字数を指定。 |
抽出手順
選択クエリの作成
テーブルの追加
①「作成」タブをクリック⇒②<クエリ>グループの「クエリデザイン」をクリックします。
①「テーブル」タブをクリック⇒②「住所一覧」を選択⇒③「追加」ボタンをクリック⇒④「閉じる」ボタンをクリックします。
使用するフィールドの追加
左クリックして「住所」フィールドを選択します。
左クリックした状態で、「デザイングリッド」上にポインターを移動し、ドロップします。
すると、「デザイングリッド」上に、選択したフィールドが表示されます。
都道府県のみを抽出するための設定
データグリッドの「住所」フィールドの部分を、「IIf(Mid(住所,4,1)="県",Left(住所,4),Left(住所,3))」と入力し、「Enter」キーを押します。
すると、「式1: IIf(Mid([住所],4,1)="県",Left([住所],4),Left([住所],3))」と自動変換されます。
式「IIf(Mid(住所,4,1)="県",Left(住所,4),Left(住所,3))」の解説 |
「住所」フィールドの4文字目から1文字取り出し、 |
取り出した文字が「県」だった場合、「住所」フィールドの左から4文字を取り出す。 |
取り出した文字が「県」ではなかった場合、「住所」フィールドの左から3文字を取り出す。 |
フィールド名の変更
フィールド名を「式1」から「都道府県」に変更します。
クエリの実行
①「デザイン」タブをクリック⇒②<結果>グループの「実行」をクリックします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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