【ACCESS】年代別の平均購入額を求める方法

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この記事では、年代別の平均購入額を求める方法をご紹介します。

年代別の平均購入額を求める

「購入一覧表」テーブルから、年代別の平均購入額を求める。

 

使用するサンプルデータ

購入一覧表
商品コード 年代 性別 購入金額
C00001 20 2800
C00002 20 2500
C00003 40 4280
C00004 30 3200
C00005 20 4150
C00006 40 4580
C00007 50 2890
C00008 30 2500

集計手順

選択クエリの作成

テーブルの追加

①「作成」タブをクリック⇒②<クエリ>グループの「クエリデザイン」をクリックします。

 

①「テーブル」タブをクリック⇒②「購入一覧表」を選択⇒③「追加」ボタンをクリック⇒④「閉じる」ボタンをクリックします。

 

使用するフィールドの追加

「Ctrl」キーを押しながら、左クリックで「年代」「購入金額」フィールドを選択します。

 

左クリックした状態で、「デザイングリッド」上にポインターを移動し、ドロップします。

 

 

すると、「デザイングリッド」上に、選択したフィールドが表示されます。

 

グループ化

データグリッド上で右クリック⇒ショートカットメニューから「集計」を選択します。

 

すると、データグリッドに「集計」項目が表示されます。

 

 

解説 「グループ化」とは、同じデータを1つにまとめることです。

例えば、年代をグループ化した結果は、以下のようになります。

 

購入金額を平均する設定を行う

データグリッドの①「グループ化」の部分をクリック⇒②「」ボタンをクリックします。

 

リストから「平均」を選択します。

 

クエリの実行

①「デザイン」タブをクリック⇒②<結果>グループの「実行」をクリックします。

 

端数処理の手順

切り捨ての手順

フィールド名を「購入金額」から「購入金額の平均: 購入金額」に変更します。

 

3番目のフィールドに「int(購入金額の平均)」と入力し、「Enter」キーを押します。

 

すると、フィールド名が「式1: Int([購入金額の平均])」、集計に「グループ化」が自動的に設定されます。

 

フィールド名を「式1」から「端数切り捨て」に修正、「Delete」キーで「グループ化」の文字を削除します。

 

クエリを実行します。

 

切り上げの手順

フィールド名を「購入金額」から「購入金額の平均: 購入金額」に変更します。

 

3番目のフィールドに「IIf(購入金額の平均=int(購入金額の平均),int(購入金額の平均),int(購入金額の平均+1))」と入力し、「Enter」キーを押します。

 

すると、フィールド名が「式1: IIf([購入金額の平均]=Int([購入金額の平均]),Int([購入金額の平均]),Int([購入金額の平均]+1))」、集計に「グループ化」が自動的に設定されます。

 

フィールド名を「式1」から「端数切り上げ」に修正、「Delete」キーで「グループ化」の文字を削除します。

 

クエリを実行します。

 

四捨五入の手順

フィールド名を「購入金額」から「購入金額の平均: 購入金額」に変更します。

 

3番目のフィールドに「int(購入金額の平均+0.5)」と入力し、「Enter」キーを押します。

 

すると、フィールド名が「式1: Int([購入金額の平均]+0.5)」、集計に「グループ化」が自動的に設定されます。

 

フィールド名を「式1」から「端数四捨五入」に修正、「Delete」キーで「グループ化」の文字を削除します。

 

クエリを実行します。

 

最後に

端数処理の種類には、切り捨て、切り上げ、四捨五入がありますが、Excelのようにそれぞれに対応する関数(ROUNDDOWN、ROUNDUP、ROUND)は、Accessにはありません。(ROUND関数はありますが、ExcelのROUND関数と挙動が異なるのでご注意ください。)

 

そのため、端数処理をする方法として、Accessで集計した結果をExcelに出力して加工する方法も良いのではないかと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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