【ACCESS】日付から年月単位に変換して集計する方法

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この記事では、日付から年月単位に変換して集計する方法をご紹介します。

日付から年月単位に変換して集計する

「売上日報」テーブルの「日付」から「年月」単位の「売上金額」を求める。

 

使用するサンプルデータ

売上日報
日付 担当者 売上
2018/05/01 伊藤 89650
2018/05/07 高梨 125460
2018/05/13 笹本 116780
2018/05/19 高梨 96540
2018/05/28 伊藤 154600
2018/06/03 笹本 127890
2018/06/11 伊藤 106790
2018/06/17 高梨 65400
2018/06/23 笹本 78950
2018/07/02 伊藤 143560
2018/07/08 笹本 136720
2018/07/15 高梨 104560
2018/07/22 笹本 95430

使用する関数

Format関数

書式 Format(Expression, [Format], [FirstDayOfWeek], [FirstWeekOfYear])
説明 フィールドの値(Expression)を、[Format]で指定した書式に変換した値を返す関数。
指定項目 必須 説明
Expression フィールド名を指定。
Format 有効な名前付き書式、またはユーザー定義書式を指定。
FirstDayOfWeek 週の始まりの曜日を表す定数。指定する機会はほぼありません。
FirstWeekOfYear 年の第 1 週を指定する定数。指定する機会はほぼありません。
指定項目:「Format」でよく使用する日付・時刻のユーザー定義書式
記号 説明
: 時刻の区切り記号
/ 日付の区切り記号
d 日の先頭に「0」を付けないで表示(1〜31)
dd 日の先頭に「0」を付けて表示(01〜31)
m 月の先頭に「0」を付けないで表示(1〜12)。h または hh の直後に m が続く場合は、月ではなく分が表示されます。
mm 月の先頭に「0」を付けて表示(01〜12)。h または hh の直後に m が続く場合は、月ではなく分が表示されます。
yy 西暦の年を下2桁の数値で表示 (00〜99)
yyyy 西暦の年を4桁の数値で表示(100〜9999)
h 時の先頭に「0」を付けないで表示(0〜23)
hh 時の先頭に「0」を付けて表示(00〜23)
n 分の先頭に「0」を付けないで表示(0〜59)
nn 分の先頭に「0」を付けて表示(00〜59)
s 秒の先頭に「0」を付けないで表示(0〜59)
ss 秒の先頭に「0」を付けて表示(00〜59)
指定項目:「FirstDayOfWeek」で指定できる定数
定数 説明
vbSunday 1 日曜日(既定値)。指定しなければこの値が設定されます。
vbMonday 2 月曜日
vbTuesday 3 火曜日
vbWednesday 4 水曜日
vbThursday 5 木曜日
vbFriday 6 金曜日
vbSaturday 7 土曜日
指定項目:「FirstWeekOfYear」で指定できる定数
定数 説明
vbFirstJan1 1 1月1日が含まれる週から開始 (既定値)。指定しなければこの値が設定されます。
vbFirstFourDays 2 年の少なくとも 4 日が含まれる最初の週から開始。
vbFirstFullWeek 3 年の最初の完全な週から開始。

集計手順

選択クエリの作成

テーブルの追加

①「作成」タブをクリック⇒②<クエリ>グループの「クエリデザイン」をクリックします。

 

①「テーブル」タブをクリック⇒②「売上日報」を選択⇒③「追加」ボタンをクリック⇒④「閉じる」ボタンをクリックします。

 

使用するフィールドの追加

「Ctrl」キーを押しながら、左クリックで「日付」「売上」フィールドを選択します。

 

左クリックした状態で、「デザイングリッド」上にポインターを移動し、ドロップします。

 

 

すると、「デザイングリッド」上に、選択したフィールドが表示されます。

 

「日付」フィールドから「年月」への変換

データグリッドの「日付」フィールドの部分を、「format(日付,"yyyy/mm")」と入力し、「Enter」キーを押します。

 

 

すると、「式1: Format([日付],"yyyy/mm")」と自動変換されます。

 

フィールド名の変更

フィールド名を「式1」から「年月」に変更します。

 

グループ化

データグリッド上で右クリック⇒ショートカットメニューから「集計」を選択します。

 

すると、データグリッドに「集計」行が追加されます。

 

 

解説 「グループ化」とは、同じデータを1つにまとめることです。

例えば、担当者をグループ化した結果は、以下のようになります。

 

売上金額を合計する設定を行う

データグリッドの①「グループ化」の部分をクリック⇒②「」ボタンをクリックします。

 

リストから「合計」を選択します。

 

クエリの実行

①「デザイン」タブをクリック⇒②<結果>グループの「実行」をクリックします。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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