はじめに
スーパーで働いていると食品について、時々お客様から質問を受けます。お客様から聞かれて「確かにわからない!」ということがあります。
聞かれてわからなかった事について勉強がてら調べてみました。
ワインビネガー、バルサミコ酢の違いとは?
バルサミコ酢もワインビネガーも、ぶどうから作られる果実酢の一種。原料が同じでも、ぶどうの品種や製造法の違いで味、色、コクなどに違いがある。
〇バルサミコ酢の製造方法
ぶどう果汁を煮つめて濃縮し、木の樽に入れて自然に発酵させたもの。水分の蒸発に合わせて樽を小さく、また材質をクルミ、カシ、クリ、サクラなどに替えながら熟成させるという独特の製法により、複雑な香りが生まれる。
熟成させる期間は早くて6~8年、長いもので12年以上かけて熟成させる。そのため、バルサミコ酢は高価なものである。
〇ワインビネガーの製造方法
ぶどう果汁に酵母を加えてアルコール発酵させた後、酢酸菌を添加して発酵させて作った酢。バルサミコ酢のように自然の発酵力を利用するだけではなく、多くの場合、工業的に酵母や酢酸菌を加えて、熟成期間を短くしたもの。
〇バルサミコ酢の使い方
焼いた肉や魚の上にかけるソースの調味料として加えると深みのある本格的なソースが出来る。
〇ワインビネガーの使い方
サラダにかけるオリジナルのドレッシングを作るのに適している。
酸化防止剤が入っていないワインはないの?
酸化防止剤(亜硫酸塩)とは、酸化による品質劣化の防止、雑菌の繁殖を抑えるために使用されています。世界中のほとんどのワインに入っている。
酸化防止剤が入っていないワインは、無添加ワインと言われるものがそうです。酸化防止剤を入れない代わりに加熱処理をすることで酸化を防ぎ、発酵を食い止めるために酵母を取り除き、発酵によって生じるはずの甘みや酸味なども人工的に添加したワイン。
シャンパンとスパークリングワインの違いって何?
シャンパンは、フランス・シャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインのこと。そして、特定の品種を用いて、シャンパーニュ製法と呼ばれる伝統的な製法で造られ、アルコール度数11%以上のスパークリングワインがシャンパンと呼ばれる。
つまり、スパーリングワインとは発泡性ワインの総称であり、シャンパンは、スパークリングワインのうちのひとつのカテゴリーということ。