訪問して頂きありがとうございます。まさふくろーです。
皆さん、自立支援医療制度ってご存じでしょうか?
ざっくりいうと、長期にわたる治療に対して、医療費の負担を軽減する制度です。
今回は、自立支援医療制度についてまとめてみました。
少しでも参考になれば幸いです。
目次
自立支援医療制度とは?
精神疾患や特定の身体障害などで通院による治療を続ける場合に、医療費の自己負担を軽減する制度。
出典元:自立支援医療制度
長期にわたる通院による治療費の自己負担を軽減する制度。
2週間に1度、月1回など長期にわたって通院するとなると経済的負担も馬鹿になりません。
ましてや精神疾患で通院するとなると医療費の負担がストレスになって病状が悪化しては元もこうもありません。
少しでも精神的負担の軽減をする為にも利用したほうが良い制度です。
対象になる人は?
- 精神通院医療(主に精神疾患の方)
- 更生医療(18歳以上で身体障害者手帳が交付されている肢体不自由、視聴覚障害、心臓・ 腎臓・小腸・免疫機能等の内部障害のある方)
- 育成医療(18歳未満で身体に障害を有する児童で、肢体不自由、視聴覚障害、心臓・腎臓・小腸・免疫機能等内部障害のある方)
精神通院医療の対象となる方
- 統合失調症
- うつ病、躁うつ病などの気分障害
- 不安障害
- 薬物などの精神作用物質による急性中毒又はその依存症
- 知的障害
- 強迫性人格障害など「精神病質」
- てんかん
- 自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群など)
- パーソナリティー障害
- 摂食障害(過食症・拒食症)
など。
更生医療、育成医療の対象となる方
- 視覚障害によるもの
- 聴覚、平衡機能の障害によるもの
- 音声機能、言語機能又はそしゃく機能の障害によるもの
- 肢体不自由によるもの
- 心臓、腎臓、小腸又は肝臓の機能の障害によるもの(日常生活が著しい制限を受ける程度であると認められるものに限る。)
- ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害によるもの(日常生活が著しい制限を受ける程度であると認められるものに限る。)
どれくらい医療費の負担が軽減されるの?
通常、病院で保険証を提示し治療を受けた場合、医療費(治療費、薬代)の自己負担は3割ですよね。自立支援医療制度を利用すると自己負担は、1割となります。
仮に、医療費が10,000円だったとすると、自己負担3割ですと3,000円になります。
これが1割ですと1,000円となります。
毎週、毎月の事を考えると、この差は大きいですよね。
自立支援医療制度の申請方法
手続きする場所
お住まいの区市町村の担当窓口。(保健所・保健センター等、市町村地域は市役所・町村役場障害者福祉主管課等)で手続きできます。
区役所、市役所の職員の方に尋ねると教えてもらえます。
手続きに必要な書類
- 自立支援医療費(精神通院)支給認定申請書・・・僕の場合は、保健所の保健予防課というところで申請書をもらいました。
- 自立支援医療診断書(精神通院)(申請日から3か月以内に作成されたもの)・・・通院している主治医に診断書を作ってもらいます。費用は、だいたい3,000円~5,000円くらいです。病院によって、異なるようです。
- 健康保険証・・・国民健康保険、社会保険
- 区市町村民税が確認できる書類・・・僕は、役所に行って課税証明書をもらいました。費用は、だいたい300円くらいです。
- 印鑑・・・シャチハタは不可です。
- マイナンバーカード・・・マイナンバーカードがなければ、通知カード+運転免許証、パスポートなどでも大丈夫です。
有効期限は?
有効期限は、1年です。
1年ごとに更新手続きが必要です。
ただし、自立支援医療診断書(3,000円~5,000円くらい)の提出は、2年に1度です。
メリット、デメリットは?
メリットは、自己負担額が軽減することにより、お金の心配をすることなく安心して治療に専念できます。
デメリットは、診断書代が2年に1度かかる事。
しかし、月1回の通院費が3割負担で3,000円だった場合、年間3,6000円かかります。
一方、1割負担で1,000円だった場合、年間12,000円です。
年間24,000円の差がでます。
つまり、2年に1度、診断書代が5,000円かかった場合でも、12,000円(通院費) +5,000円(診断書代)=17,000円となり、3割負担に比べて、年間19,000円安く治療を受ける事ができます。
その他、この制度を利用する事によって、仕事場や学校に病気である事を知られてしまう事は、経験上、自分で言わない限り1度もないです。