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この記事では、エクセル関数を使用して1行おきにデータを合計する方法をご紹介します。
1行おきにデータを合計する
今年の売り上げと前年の売り上げが交互に表示されている表からそれぞれの合計を求める。
設定手順
今年度の合計を求める
セルに式を設定する
「E2」セルに「=SUMPRODUCT((B3:B14)*(MOD(ROW(B3:B14),2)=1))」と入力します。
Enterキーを押します。
前年度の合計を求める
セルに式を設定する
「E3」セルに「=SUMPRODUCT((B3:B14)*(MOD(ROW(B3:B14),2)=0))」と入力します。
Enterキーを押します。
解説
MOD関数
書式 | MOD(数値,除数) |
概要 | 割り算の余りを求める |
詳細 | 「数値」には、割られる数を指定する。 「除数」には、割る数を指定する。 |
ROW関数
書式 | ROW([参照]) |
概要 | 行番号を求める |
詳細 | 「参照」には、行番号を調べるセルまたはセル範囲を指定する。 省略すると、ROW関数を入力したセルの行番号が求められる。 |
SUMPRODUCT関数
書式 | SUMPRODUCT(配列1[,配列2,・・・]) |
概要 | 複数の要素をかけ合わせ、その合計を求める |
詳細 |
以下のような表の総額を求める場合、①商品ごとの金額を求める。⇒②総額を求める。というやり方で求めることができます。
SUMPRODUCT関数を使用すると、以下のようになります。
SUMPRODUCT関数を使うと、総額を一発で求めることができます。 |
上記を踏まえて
①で行っていること:
売上高(B3~B14セル)のうち、奇数行(行番号÷2の余りが1)の合計を求める。
B3、B4セルを例にすると、
B3セル:139,890 × 1(MOD(ROW(B3),2)=1の結果はTrue(1))
B4セル:135,030 × 0(MOD(ROW(B4),2)=1の結果はFalse(0))
②で行っていること:
売上高(B3~B14セル)のうち、偶数行(行番号÷2の余りが0)の合計を求める。
B3、B4セルを例にすると、
B3セル:139,890 × 0(MOD(ROW(B3),2)=0の結果はFalse(0))
B4セル:135,030 × 1(MOD(ROW(B4),2)=0の結果はTrue(1))
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