元SEがSEとして生き抜くにはどうすればいいか考えてみた!

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今回は、システムエンジニア(SE)として生き抜くにはどうすればいいのか、元システムエンジニア(SE)の立場から考えてみました。

IT企業の働き方の種類

IT企業の働き方には、大きく分けて3種類あります。

1つ目は、客先常駐型のみを行っている企業。

2つ目は、客先常駐型と自社内開発を行っている企業。

3つ目は、自社内開発のみを行っている企業。

それぞれの働き方について、掘り下げていきます。

客先常駐型のみを行っている企業での働きかた

1つ目の客先常駐型のみを行っている企業というのは、小企業が多いです。なぜかというと、自社で開発できるほどの経済的な体力がない、人員がいない、ノウハウがないためです。

働きかたは、100%客先に常駐となります。

でも、どうやって常駐先が決まるのか。疑問に思う人もいると思うので、少し流れを説明しますね。

まずは、自社の営業が案件を探し、お客さんが欲しい人材をヒアリングします。(年齢・技術のスキルなど)

⇒お客さんの欲しい人材にある程度マッチした技術者に、営業が話しを持ち掛け社内で話し合います。

⇒技術者がOKしたら、客先の社員さんと面談です。

⇒面談した結果、客先の社員さんに認められれば、めでたく働く場所が決まります。

つまり、面談してお客さんから採用されてはじめて仕事ができるようになります。

では、採用されなければどうするか?

採用されるまでは、自社での待機となります(w_-; ウゥ・・

自社での待機は、肩身が狭く、精神、削られます。。。

客先常駐型と自社内開発を行っている企業での働きかた

続いて2つ目の客先常駐型と自社内開発を行っている企業というのは、中企業が多いです。小企業に比べて経済的な体力もあり、人員、ノウハウもそれなりにあるためです。

自社内開発があるため、待機中、「何もすることがない」と肩身が狭い思いをするのは、完全な客先常駐型に比べて少ないと思います。

自社内開発のみを行っている企業での働き方

こういった企業は、規模がそれなりに大きな企業です。自社ブランドのソフトを開発することが多いと思うので、完全に自社で働くことができます。

IT企業で働くならば、一番良い働きかたかもしれません。

但し、IT業界の時代の流れは早いので、今景気がいい企業だとしても、ヒット商品が出なければ衰退する可能性もあります。

IT業界の35歳定年説は本当か?

僕がシステムエンジニア(SE)だったころ、この噂を良く耳にしてました。

そのため、20代後半から30代前半になるにつれて、不安な気持ち半分、「そんなことはないでしょ」と楽観的な気持ち半分でした。

で、実際、どうだったか・・・。

半分当たってます(lll′-`lll)ガァーン…

これは、働きかたや自分のスキルによります。

まず、働きかたですが、完全な客先常駐型の企業に属している場合です。ずーっと定年まで同じお客さん先に常駐できれば問題はないですが、ほぼこのようなケースはないはずです。

お客さんに認められて、ある程度長年勤めていると、お客さんとも仲良くなり、社員になるお話しも頂けたりします。

お客さん先がブラックでなければ、有難くその話しにのっかったほうがいいです。

話しがそれましたが、今働いている常駐先の契約が終了した場合、また新たに常駐先を見つける必要が出てきます。

若いうちは、すぐに次の常駐先が決まりますが、30代を超えると、段々と常駐先が決まらなくなります。

その理由は、「なるべく安い賃金」で「体力もあり」「吸収力も早い」若い人を雇いたいからです。そのため、若い人と同じ土俵で戦ってしまうと、常駐先がなくなり結果、戦力外となってしまいます。

そのため、35歳で定年というのは、あながち間違ってはいません。

では、35歳を過ぎても常駐先を見つけるには、どうすればいいか。

それは、今までの経験した業務知識や技術を生かしてチームをまとめるマネージャーになるしかありません。

しかし、いろいろなプレッシャーから体調を崩すリスクはかなり高いです。

客先常駐型で定年まで働くのは不可能ではないですが、「怒鳴られても動じない強い精神力」「徹夜に耐えられる体力」「新たな技術を習得するための集中力」などが必要になるので、あまりおすすめはしません。

では、どういう働きかたがいいか?

ズバリ、「社内SE」をおすすめします。

一般企業には複数の部署がありますが、その1つの部署であるシステム部、情報システム部みたいなIT関連の部署に属することです。

社内SEの仕事内容

パソコン、プリンターの設置・保守、サーバー、ネットワークの構築・保守、自社で使用しているシステムの開発・保守など、ハードウェア、ソフトウェアに関係なくIT関連のことは全て対応します。

小さな企業では、全て一人で対応する必要がありますが、ある程度の規模の企業でしたら、複数名いるので、インフラチーム、ソフトウェアチームといった分担制になっているところも多いと思います。

社内SEに求められるスキル

バリバリの技術者というよりもある程度コミュニケーション能力があり、浅くても広い知識があったほうがいいと思います。

社内SEはITに関する何でも屋なので、飛び抜けた技術力よりもオールマイティーに知っているほうが重宝されます。

もちろん全てを覚える必要はなく、ネットで調べて解決できるレベルで問題ありません。

社内SEのメリット

最大のメリットは、自社の仕事ができることです。

入社当初は、自社のサービスや業務内容、使用しているハードウェア、ソフトウェアなど覚えることが多いと思いますが、一度覚えてしまえば、こっちのもんです。

客先常駐型だと常駐先が全く違う業種の企業であれば、業務内容を一から覚える必要もあり、技術的な面でも下手すると一から学ぶ必要があります。

そう考えると、自社の仕事ができることは、十分すぎるメリットです。

社内SEのデメリット

自社の仕事のみをするので、新たな技術の習得、新たな業務知識の習得がしにくい環境です。

人によっては、刺激や物足りなさを感じるかもしれませんが、長く働き続けることを考えると、自社の仕事をするほうがいいです。

社内SEの年収

企業によって年俸制だったり、残業代全額支給だったりするので、一概には言えませんが、平均的な年収は、以下のとおりです。(ネット調べ)

年代 平均年収
20代 389万円
30代 524万円
40代 695万円

社内SEを取り扱っている転職サイト

マイナビエージェント

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まとめ

・IT企業での働きかたは、「客先常駐型のみ」「客先常駐型と自社内開発」「自社内開発のみ」の3種類

・「客先常駐型のみ」の働きかただと、35歳を過ぎると仕事がなくなる可能性がある

・長く働き続けるには、「社内SE」を目指したほうがいい