【VB.NET】型付きデータセットを作成する方法

訪問して頂きありがとうございます。まさふくろーです。

今回は、型付きデータセットを作成する方法をご紹介します。

データセット、データテーブルとは?

データベースから取得したレコードをメモリ上に持つための入れ物です。

SQLServerなどのデータベースと比較すると、以下のようなイメージとなります。

データベースがデータセットに、テーブルがデータテーブルに相当します。

データセットは、データベースと同じように列の型、けた数、主キーなどを設定できます。

データセットを使用する場合は、データベースと同じように、ある程度制約付きのデータセット(型付きデータセット)を使用することをおすすめします。

型付きデータセット、データテーブルを使うメリット

  • 制約を付けることにより型の不一致などがある場合、事前にコンパイルエラーとなりミスを減らすことができる
  • インテリセンスによる補完機能が利用できるので、開発が楽になる
  • 列の値がNullかどうかをチェックするメソッドが用意されている

型付きデータセット作成手順

はじめに

今回データセットを作成するにあたって、参考にするデータベースは、SQLServerのサンプルデータベース「Northwind」を使用します。

設定方法は、以下をご参照ください。

SQL Server 2017 Expressのインストール手順

SQL Serverサンプルデータベース「Northwind」の作成手順

テーブルは「Customers」を使用します。

データセットの作成

1.ソリューションエクスプローラーのプロジェクトを選択⇒右クリックします。

2.ショートカットメニューから①「追加」を選択⇒②「新しい項目」を選択します。

3.①「データセット」を選択⇒②「名前」を入力⇒「追加」ボタンを押します。

データセットが作成されます。

データテーブルの作成

1.データセット上で右クリック⇒ショートカットメニューから①「追加」を選択⇒②「DataTable」を選択します。

データテーブルが作成されます。

名称を変更するには
プロパティ画面の「Name」プロパティでデータテーブル名を変更できます。

2.データテーブル上で右クリック⇒ショートカットメニューから①「追加」を選択⇒②「列」を選択します。

3.プロパティ画面にて、「DataType」「Name」プロパティをSQLServerの「Customers」テーブルに合わせます。DataTypeを「System.String」に、Nameを「CustomerID」に変更します。

同じ要領で、列を作成していきます。

これで、型付きのデータセット、データテーブルの完成です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

本のまとめ関連記事はこちら