【EXCEL】年代別、男女別に集計するには?

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今回は、エクセル関数を使用して年代別、男女別に集計する方法をご紹介します。

年代別、男女別に集計する

設定手順

年代を求める

セルに式を設定する

「E3」セルに「=TRUNC(C3,-1)」と入力します。

Enterキーを押します。

式をコピーする

「E3」セルを選択します。

セルの右端にフォーカスをあて「+」マークにしたのち、下にドラッグ(またはダブルクリック)して式をコピーします。

年代別人数を求める

セルに式を設定する

「H3」セルに「=COUNTIFS(E3:E15,G3,D3:D15,H2)」と入力します。

Enterキーを押します。

「H3」セルに戻り「E3:E15」を選択します。

F4キーを押し、絶対参照にします。

続けて、「G3」を選択します。

F4キーを3回押し、複合参照にします(アルファベットGの前のみ$記号を付けます)。

続けて、「D3:D15」を選択します。

F4キーを押し、絶対参照にします。

続けて、「H2」を選択します。

F4キーを2回押し、複合参照にします(アルファベットHの後ろのみ$記号を付けます)。

式をコピーする

「H3」セルを選択します。

セルの右端にフォーカスをあて「+」マークにしたのち、右にドラッグして式をコピーします。

続けて、セルの右端にフォーカスをあて「+」マークにしたのち、下にドラッグして式をコピーします。

解説

TRUNC関数

書式 TRUNC(数値[,桁数])
概要 指定した桁数になるように数値を切り捨てる
詳細 「数値」には、切り捨て対象となる数値やセル参照を指定する。
「桁数」には、どの位で切り捨てるかを指定する。
桁数を省略すると、整数になるように少数点以下を切り捨てる。
桁数 切り捨ての位置
2 少数第3位で切り捨て
1 少数第2位で切り捨て
0または省略 少数第1位で切り捨て
-1 1の位で切り捨て
-2 10の位で切り捨て

「桁数」に「-1」を指定して、年齢の1の位を切り捨て、10年ごとの年代を求めます。

結果は以下のようになります。

COUNTIFS関数

書式 COUNTIFS(検索条件範囲1,検索条件1,[,検索条件範囲2,検索条件2,・・・])
概要 複数の条件に一致するデータの数を数える
詳細 「検索条件範囲1」には、1つ目の検索対象となるセル範囲を指定する。
「検索条件1」には、条件範囲1に対する条件を指定する。
必要に応じて「検索条件範囲2」に対する条件を「検索条件2」、・・・と複数の条件を指定できる。

条件に「年代」と「性別」を指定し、両方の条件に一致するデータ数を数えます。

検索条件1「$G3」と指定すると、G列固定になります。

検索条件2「H$2」と指定すると、行固定(この例では2行目固定)になります。

結果は以下のようになります。

補足1
式をコピーしてもずれないように「検索条件範囲」を絶対参照で指定します。
※絶対参照については、以下「絶対参照」をご覧ください。

補足2
式をコピーしてもずれないように、「検索条件」を複合参照で指定します。
※複合参照については、以下「複合参照」をご覧ください。

絶対参照

絶対参照とは

セル参照の行番号と列番号の前にそれぞれ「$」を付けると、式をコピーしても参照先が変わりません。

数式のセル範囲を指定した直後にF4キーを押すか、「$」記号を手動で入力します。

「$」記号付きと「$」記号なし との比較

「$」記号を付けた場合、式をコピーしても値はかわりません。下表(1)

一方、「$」記号を付けなかった場合、式をコピーすると、コピー先に合わせて参照するセルが自動的に変わります。この参照方式を「相対参照」と言います。下表(2)

複合参照

複合参照とは

セル参照の行番号、列番号いずれかの前に「$」を付けると、$が付いた行(または列)は、式をコピーしても参照先が変わりません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!