「ドン」という言葉。由来知ってますか?

政界の「ドン」とか、財界の「ドン」とか「ドン小西」などで使われるこの言葉。

聞いたことがある言葉だけど、意味がよくわからない言葉。

「ドン」のあれこれをご紹介します。

「ドン」の語源・由来

「ドン」は、スペイン語・イタリア語で、男性の前につける敬称「don」のこと。
敬称とは、敬意を表す言い方。「殿」「様」など。

昔、貴族の出身を示すために名前の前につけることから、「権力者」の意味を持つようになった。

ここから派生して日本では「ドン」は、ボス、首領といった意味で使われるようになった。

有名な貴族「ドン・キホーテ」とは

「ドン・キホーテ」は名前ではなく、キホーテ卿という意味。

さらに「ドン・キホーテ」は、実在する人物ではなく、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説の中で登場する人物。

「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」のこと。

日本の激安の殿堂「ドン・キホーテ」の社名は、小説と関係があるの?

ドン・キホーテのHPを拝見しましたところ、以下回答が載っておりました。

スペインの文豪、セルバンテスの名作「ドン・キホーテ」にちなんで名付けました。

既成の常識や権威に屈しないドン・キホーテのように、新しい流通業態を創造したいという願いを込めています。

と小説が元に付けられたようです。

シャンパン「ドンペリ」は、小説と関係があるの?

正式名称は「ドンペリニヨン」。

誰も想像すらしなかった手法で世界で始めてシャンパンを作る方法を発見したおじさんの名前。彼は神父さんだったようです。

小説とは無関係。

まとめ

「ドン」ということば。調べてみると「へ~、そうなんだ~」と思えることがいくつかあって楽しめました。

これからも「聞いたことがある言葉だけど、意味がよくわからない言葉」があったら紹介したいと思います!